2020年05月10日
・龍爪街道
☆龍爪街道右(西)岸道(静岡市葵区川合、北街道上土交番~葵区松尾、北沼上小学校付近)
全体ルートと付近の遺物については、『古街道を行く』鈴木茂伸:著に述べられているが、その本に載っていない物事を補遺編として紹介する。
・石道標「右 西奈村 左 龍爪山道」(川合神明社近く)
川合で龍爪街道を川合神明社に向かい右折する所の民家のコンクリート塀に、石道標「右 西奈村 左 龍爪山道」が埋め込まれている。埋められているので裏面が見えないが、多分字体、石の大きさ、材質等から、大正期から昭和初期にこの道筋に建立された一連の石道標の一つと考えられるので、その頃の年号と、建立者の青年団名が記されていると思われる。以前は隣の神明社参道入口前付近に安置されていた。またこの石道標前の北に向かう道が竜爪街道右岸道で、東に向かう細い道が西奈に向かう道であることを示唆している。
・(RU15)庚申塔2基(瀬名4丁目9-3、水梨バス停前)
庚申塔2基は以下に移転された。
→(RU7)利倉神社(瀬名4丁目5-1)
境内東端安置。 ’20 5/10
・(RU11)南沼上神明宮(南沼上826)
・石塔:「常夜燈 村中安全 明治十七甲申歳夏日 世話人 寺尾健治郎 望月清八 岩﨑弥八郎」1884、 ・石段、 ・石鳥居:「平成二十一年 」2009、
・手洗石:「奉納 當村中 若者 文化三丙寅年九月九日」1806、
・「御神燈」2:「平成二十一年」、 ・石塔:多分常夜灯の竿部分で石鳥居前の常夜灯と対か:「奉納 嘉永六年五月吉日 當村石工施主 」1853、 ・石塔:多分常夜灯の竿部分:「奉献 伊勢神明宮」、 ・石塔:多分常夜灯の竿部分で先述の常夜灯と対か:「 十年十一月日 伊勢神明宮 石燈篭 當村 」、 ・祠:木造:、 ’20 5/10
・上坂峠、地蔵(上坂隧道トンネル真上、北沼上49)
瀬名と南沼上境の通称お化けトンネル(工業水道を地下に通し、地上部をトンネルにし、通行止めだが実際は通行黙認)の真上の峠には人工的切通しがあり、地蔵が安置される。地蔵の左肩部分は過去に割れたらしく、欠損しているし、首も一旦は外れたらしく、セメントで固められている。他に古い遺物は見当たらない。古道はトンネル東側北沼上49-7の旧警察官舎団地付近からトンネル出入り口道の横から上っていける。山道を登っていくと5分で峠に出る。峠西からお律と配水池の巨大配水塔前の金網に伝って下っていけそうだが雑草まみれの廃道と思われる。’20 5/7
・(RU19~20の間)石経、地蔵(北沼上下バス停近く、北沼上775-5)
北沼上下バス停より上流に60m歩き左の山道に取り付き30m上ると祠に地蔵が祀られている。年号読み取れず、「吉日」だけ判読できた。
・説明版:石経いしぎょう、北沼上本村町内会、石経とは、享保の頃、村人の願いを全うする為、お地蔵さんを建立することとなり、お寺の和尚が碁石位の石を集めさせ、法華経文「南無妙法蓮華経」の七文字を小石に一字ずつ書いて、台座の下に埋め祈祷をしたところ、その後御利益か、北沼上の人々は次第に豊かになったことから「石経」と呼ばれています。お地蔵さんの創建は享保二年、西暦1717年と記録にあります。毎年12月15日に北沼上本村町内会で供養、祭典をしております。
・地蔵、祠:「このお地蔵さんは、本村の人々の難を救ってくれました。創建享保二年(一七一七) 移設平成二十七年(ニ〇一五)十月吉日」
・フクロウ石像:説明版:フクロウには諸説ありますが、「不苦労」と書かれます。苦労をしなくても済むようにとの思いを込められていました。又永遠に若くありたい、病気をしないで長生きしたいとの願いから「不老」とも言われます。フクロウモチーフの品は縁起物として自然石で作り、、石経様に願いを込めて村のみんなが幸せでありたいと思いここに進呈。’20 5/9
☆竜爪街道左岸道
・(R9)石道標(瀬名2丁目10-67、県ドライ瀬名店、松村酒店向かい)
この石道標は南100mの西下町集会所に移転された。そこで新規には以下となる。
→(R9)石道標(瀬名2丁目9-67、西下町集会所)
「左麻機道 大正九年三月 西奈村青年団西下建之」 ’20 5/9
この石道標がもとあった所から推察して、瀬名2丁目10-67から西に延びる道を西進し、利倉橋を渡り、中坂峠を越え、麻機方面に行く。または奥の谷峠や上坂峠越えという迂回路もあった。
・(R10)六柱神社(旧瀬名2079-1, 瀬名2丁目27-57)
この神社は消失し住宅が建っている。石塔、手洗石、鳥居が存在していたが、以下に移転した。
→(R11)津島神社、大門公民館(瀬名3丁目2-18,19)
’20 5/10
・石仏(瀬名七丁目1、西奈団地の花壇)
・地蔵「寛文十」1670、・観音(古そう)、・集合地蔵(新しい)、・他像も新しそう、おそらく他場所から移転され安置されたか。’20 5/7
全体ルートと付近の遺物については、『古街道を行く』鈴木茂伸:著に述べられているが、その本に載っていない物事を補遺編として紹介する。
・石道標「右 西奈村 左 龍爪山道」(川合神明社近く)
川合で龍爪街道を川合神明社に向かい右折する所の民家のコンクリート塀に、石道標「右 西奈村 左 龍爪山道」が埋め込まれている。埋められているので裏面が見えないが、多分字体、石の大きさ、材質等から、大正期から昭和初期にこの道筋に建立された一連の石道標の一つと考えられるので、その頃の年号と、建立者の青年団名が記されていると思われる。以前は隣の神明社参道入口前付近に安置されていた。またこの石道標前の北に向かう道が竜爪街道右岸道で、東に向かう細い道が西奈に向かう道であることを示唆している。
・(RU15)庚申塔2基(瀬名4丁目9-3、水梨バス停前)
庚申塔2基は以下に移転された。
→(RU7)利倉神社(瀬名4丁目5-1)
境内東端安置。 ’20 5/10
・(RU11)南沼上神明宮(南沼上826)
・石塔:「常夜燈 村中安全 明治十七甲申歳夏日 世話人 寺尾健治郎 望月清八 岩﨑弥八郎」1884、 ・石段、 ・石鳥居:「平成二十一年 」2009、
・手洗石:「奉納 當村中 若者 文化三丙寅年九月九日」1806、
・「御神燈」2:「平成二十一年」、 ・石塔:多分常夜灯の竿部分で石鳥居前の常夜灯と対か:「奉納 嘉永六年五月吉日 當村石工施主 」1853、 ・石塔:多分常夜灯の竿部分:「奉献 伊勢神明宮」、 ・石塔:多分常夜灯の竿部分で先述の常夜灯と対か:「 十年十一月日 伊勢神明宮 石燈篭 當村 」、 ・祠:木造:、 ’20 5/10
・上坂峠、地蔵(上坂隧道トンネル真上、北沼上49)
瀬名と南沼上境の通称お化けトンネル(工業水道を地下に通し、地上部をトンネルにし、通行止めだが実際は通行黙認)の真上の峠には人工的切通しがあり、地蔵が安置される。地蔵の左肩部分は過去に割れたらしく、欠損しているし、首も一旦は外れたらしく、セメントで固められている。他に古い遺物は見当たらない。古道はトンネル東側北沼上49-7の旧警察官舎団地付近からトンネル出入り口道の横から上っていける。山道を登っていくと5分で峠に出る。峠西からお律と配水池の巨大配水塔前の金網に伝って下っていけそうだが雑草まみれの廃道と思われる。’20 5/7
・(RU19~20の間)石経、地蔵(北沼上下バス停近く、北沼上775-5)
北沼上下バス停より上流に60m歩き左の山道に取り付き30m上ると祠に地蔵が祀られている。年号読み取れず、「吉日」だけ判読できた。
・説明版:石経いしぎょう、北沼上本村町内会、石経とは、享保の頃、村人の願いを全うする為、お地蔵さんを建立することとなり、お寺の和尚が碁石位の石を集めさせ、法華経文「南無妙法蓮華経」の七文字を小石に一字ずつ書いて、台座の下に埋め祈祷をしたところ、その後御利益か、北沼上の人々は次第に豊かになったことから「石経」と呼ばれています。お地蔵さんの創建は享保二年、西暦1717年と記録にあります。毎年12月15日に北沼上本村町内会で供養、祭典をしております。
・地蔵、祠:「このお地蔵さんは、本村の人々の難を救ってくれました。創建享保二年(一七一七) 移設平成二十七年(ニ〇一五)十月吉日」
・フクロウ石像:説明版:フクロウには諸説ありますが、「不苦労」と書かれます。苦労をしなくても済むようにとの思いを込められていました。又永遠に若くありたい、病気をしないで長生きしたいとの願いから「不老」とも言われます。フクロウモチーフの品は縁起物として自然石で作り、、石経様に願いを込めて村のみんなが幸せでありたいと思いここに進呈。’20 5/9
☆竜爪街道左岸道
・(R9)石道標(瀬名2丁目10-67、県ドライ瀬名店、松村酒店向かい)
この石道標は南100mの西下町集会所に移転された。そこで新規には以下となる。
→(R9)石道標(瀬名2丁目9-67、西下町集会所)
「左麻機道 大正九年三月 西奈村青年団西下建之」 ’20 5/9
この石道標がもとあった所から推察して、瀬名2丁目10-67から西に延びる道を西進し、利倉橋を渡り、中坂峠を越え、麻機方面に行く。または奥の谷峠や上坂峠越えという迂回路もあった。
・(R10)六柱神社(旧瀬名2079-1, 瀬名2丁目27-57)
この神社は消失し住宅が建っている。石塔、手洗石、鳥居が存在していたが、以下に移転した。
→(R11)津島神社、大門公民館(瀬名3丁目2-18,19)
’20 5/10
・石仏(瀬名七丁目1、西奈団地の花壇)
・地蔵「寛文十」1670、・観音(古そう)、・集合地蔵(新しい)、・他像も新しそう、おそらく他場所から移転され安置されたか。’20 5/7
Posted by 兵藤庄左衛門 at 17:16│Comments(0)
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