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2007年09月23日

観音寺坂

    観音寺坂(島田市金谷志戸呂~行田原)
 「掛川坂」の行田原を上り詰めたところを行人塚と言い「正徳二年巳八月二日 帰真 満願院全行得道上座霊位」の石仏が祀られている。これは地中に埋まっていた物を祀り直した物だそうだ。 横に坊僧墓地と書かれた札が刺さっているところもある。 ここから西の掛川坂や南の舗装道路をたどる島田市(金谷町)小鮒川集落方面への道でもなく、ここから尾根沿いを真下に下る登山道がある。数分下ると茶畑と舗装道路によって寸断されるが、舗装道路を横切り尾根沿いを目印に下ると簡易舗装の農道を下れる。これが「掛川坂」より古い「観音寺坂」である。簡易舗装農道や茶畑内の登山道をなるべく尾根に沿うように下っていくルートが正式な旧道と思われる。農道が旧道だったり逸脱したりするがおおむね尾根付近を通っているので迷うことはなかろう。途中一カ所墓地があるが、ほぼ全て茶畑の見晴らし絶好のルートである。簡易舗装路は軽自動車でぎりぎり通れる。尾根の突端で集落に出て大代川や昭代橋、地区公民館がある。昔から村の中心部だったと考えられる。「観音寺坂」の由来は昔中腹に観音寺という寺があったためだという。下りきった上志戸呂の大井神社西には遠江三十三 観音霊場二十四番の観音寺があり、そちらのことを指すとも考えられる。
 この坂は「掛川坂」より古いと云われる。尾根を通っていて、掛川坂より距離が長い。掛川坂は短い分傾斜はきついはずだが、そうとは感じられない。楽をしたければ掛川坂の方が良さそうだ。
 但し現在掛川坂下方は廃道同然なので、草刈り整備が待たれる。観音寺坂は寸断が一箇所あるが隣の茶畑を迂回すれば十分ハイキングコースになる。どちらも文化財としての古道なので出入り口に標識等の設置が望ましい。

参考資料
「平安鎌倉古道 鎌倉~京都」尾藤卓男
「金谷町史 地誌編」
「かなやの史話・民話・伝説見て歩く」山田好行
「2万5千分の一地形図」国土地理院


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Posted by 兵藤庄左衛門 at 21:49│Comments(0)観音寺坂
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